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理学療法士はやめとけ?現役PTが本音で出す結論

「理学療法士はやめとけって、ネットで見かけて不安になった…」
「休日に勉強会へ行っても、給料はほとんど上がらない…」
「でも、せっかく取った資格を手放すのも怖い…」

こんなモヤモヤを抱えていませんか?
休日を削って勉強しているのに、給料明細はほとんど変わらない。そんな毎日が続けば「このままでいいのかな」と思うのは当然です。

私自身も、2年目で限界を感じて職場を変えました。いちばんの理由は残業の多さです。
転職して整形外科に移ってからは、入退院の書類から解放され、残業はほぼゼロに。職場は家から5分で、あれだけしんどかった勉強会にも「また行こう」と思えるようになりました。

振り返ってみると、私が辞めたかったのは理学療法士ではなく、あの職場だったんです。

この記事では、理学療法士が「やめとけ」と言われる3つの理由と、あなたが本当に辞めるべきかどうかの判断基準を、現役PTの本音で解説します。
読み終わる頃には、「辞める」「職場を変える」「続けながら収入を増やす」のどれが自分に合っているのか、迷わず決められるようになっているはずです。

「やめとけ」という言葉に振り回されて、この先のキャリアを決めたくない人は、ぜひ最後まで読んでください。

資格を捨てるかどうかは、「何が嫌なのか」をはっきりさせてからでも遅くありません。

目次

【結論】やめとけなのは「理学療法士」ではなく「合わない職場」

先に結論をお伝えします。
「理学療法士はやめとけ」と言われる理由の多くは、職業そのものではなく、働いている職場の環境にあります。

給料が上がらない、残業が多い、人間関係がしんどい。どれも深刻な悩みですが、実はどれも「職場を変えれば変わる可能性があるもの」です。

あなたが嫌になったのは、理学療法士ではなく「今の職場」かもしれません。

「やめとけ」の多くは職場環境の問題

私自身、2年目のころは本気で「もう無理だ」と思っていました。残業が多く、休みは固定されない。希望していた部署にもなかなか行けず、管理職はすべて外部から採用されていて、この先の出世の道も見えませんでした。

でも、整形外科に移ってからは、悩みのほとんどが消えました。仕事内容はリハビリのまま。変わったのは職場だけです。

もちろん、全員が職場を変えれば解決するわけではありません。そこで、まずは自分がどのタイプかを確認してみてください。

あなたはどのタイプ?30秒チェック

  • A:職場の人間関係・残業・ノルマがつらい → 職場を変えれば解決する可能性が高い
  • B:給料だけが不満 → 職場を変える、または副業で収入を足す
  • C:リハビリの仕事自体に興味がなくなった → PT以外の道も検討する
  • D:これからPTを目指すか迷っている学生 → 「学生・高校生へ」の章へ

理学療法士が「やめとけ」と言われる3つの理由

ネットやSNSで「やめとけ」と言われる理由を整理すると、大きく3つに分けられます。

「やめとけ」の正体は、給料・将来・職場環境の3つに分解できます。

理由① 給料が上がりにくい

いちばん多いのが給料の悩みです。
理学療法士の平均年収は約443.6万円です(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」より。作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士を含むリハビリ職の平均)。

問題は金額そのものより、上がり幅が小さいことです。病院やクリニックの収入は診療報酬で決まっているため、個人ががんばっても給料に反映されにくい仕組みになっています。役職のポストも限られていて、私の前の職場のように管理職を外部から採用するところもあります。

生活面の悩みは「理学療法士の給料で生活できない?家計の現実と解決策」、年収を上げる具体策は「理学療法士は稼げない?年収をアップさせる為の5つの方法」で詳しく解説しています。

理由② 将来性への不安

理学療法士の数は年々増えています。国家試験の合格者は毎年およそ1万1,000人。これまでの合格者は累計で約24万7,000人にのぼります(日本理学療法士協会の統計より、2026年の国家試験まで)。
「人が増えれば、給料はもっと上がりにくくなるのでは」「診療報酬の改定で、リハビリの点数が下がったらどうしよう」と不安になるのは自然なことです。

ただ、キャリア相談の視点で見ると、理学療法士全員の将来が暗いわけではありません。差がつくのは、専門分野を持っているか、働き方を自分で選べているかです。資格にしがみつくのではなく、資格をどう使うかを考えられる人は、これからも選ばれ続けます。

理由③ ノルマ・残業・人間関係がきつい職場がある

単位数のノルマ、終わらない書類、サービス残業。そこに人間関係のストレスが重なると、心も体もすり減っていきます。

私も前の職場では残業が多く、入退院の書類に追われる毎日でした。休みも固定されないので、予定を立てることすら難しかったです。

人間関係の悩みは「理学療法士の人間関係が辛い|2年目で転職した私の対処法5つ」、職場環境がひどい場合は「理学療法士がブラック職場から抜け出す6つの方法」も参考にしてください。

問題の本質:「辞めるか続けるか」の二択で考えてしまうこと

「やめとけ」と悩んでいる人の多くは、「PTを辞める」か「我慢して続ける」かの二択で考えています。
でも実際には、選択肢は少なくとも4つあります。

  1. PTのまま職場を変える(残業・人間関係・通勤の悩みはここで解決しやすい)
  2. PTのまま分野を変える(病院から整形外科クリニック、訪問リハビリなど)
  3. PT以外の仕事に転職する(リハビリそのものが合わない場合)
  4. 続けながら副業で収入の柱を増やす(給料だけが不満な場合)

二択で考えると、「辞める勇気がない自分はダメだ」と自分を責めてしまいがちです。でも、4つの中から選ぶと考えれば、もっと気持ちは楽になります。

「辞める」か「我慢する」かしかないと思った瞬間、視野は一気に狭くなります。

【体験談】私が2年目で「もう無理」と感じて転職した結果

ここからは、私自身の体験をお話しします。

転職前:辞めたかった4つの理由

私が最初に働いたのは、回復期と外来のある大きめの病院でした。辞めたかった理由は4つです。

  • 残業が多い
  • 希望する部署に早く行きたかった
  • 休みが固定されない
  • 管理職がすべて外部から採用で、出世の道がない

「このまま何年いても、状況は変わらないだろうな」と思ったのが2年目のときです。転職エージェントに相談して、整形外科の外来に移ることを決めました。

転職後:整形外科に移って変わったこと

  • 整形外科分野に専念できるようになり、学びたい分野を深められた
  • 入退院の書類から解放された
  • 残業はほぼゼロになった
  • 職場は家から5分。通勤のストレスがなくなった
  • 時間と気持ちに余裕ができ、勉強会に行く気力が戻った

特に大きかったのは最後の変化です。前の職場では、休日の勉強会が「行かなきゃいけないもの」でした。今は「行きたいから行くもの」に変わり、スキルも前より伸びていると感じます。

正直に言うと、ここは大変だった

正直に言うと、転職してすぐは、外来で患者さん1人にかけられる時間が短くなり、慣れるまでは大変でした。

ただ、私はもともと長い時間話し続けるのが得意ではありませんでした。慣れてしまえば、このテンポがむしろ自分に合っていたんです。「職場を変えたことで、自分に合う働き方が見つかった」という意味でも、移ってよかったと思っています。

辞めたのはPTではなく、あの職場でした。

私が転職のときに比べた内容は「理学療法士の転職エージェントおすすめ3選【2026年・実体験】」にまとめています。

本当に「やめとけ」な人と、続けた方がいい人

ここまで読んで、「じゃあ自分はどうなんだろう」と思った方もいるはずです。判断の目安を3つのタイプに分けました。

PTそのものを辞めた方がいい人

  • 患者さんと関わること自体が苦痛になっている
  • 体を使う仕事を今後続けられない事情がある
  • 興味がほかの業界にはっきり移っている

このタイプの人は、職場を変えても同じ悩みが続く可能性があります。PT以外の道を考えるのは逃げではありません。詳しくは「理学療法士から一般企業への転職は難しい?実体験で解説」をご覧ください。

職場を変えれば解決する人

  • 不満の中身が、人間関係・残業・ノルマ・通勤
  • リハビリの仕事自体は嫌いではない

私はまさにこのタイプでした。職場選びで迷ったら「理学療法士の転職に整形外科がおすすめな5つの理由と選び方」、タイミングで迷ったら「理学療法士の転職は何年目がベスト?」が参考になります。

続けながら収入を増やすべき人

  • 職場に大きな不満はないが、給料だけが足りない

このタイプの人は、無理に転職するより、今の職場を続けながら副業で収入を足すほうが合っています。副業の選び方は「【実体験あり】稼ぎたい理学療法士におすすめの副業」、職場に知られないか不安な方は「理学療法士の副業はバレない?現役PTが実践する5つの方法」をどうぞ。

辞めるべきかどうかは、「何が嫌か」を言葉にした瞬間に見えてきます。

これから理学療法士を目指す学生・高校生へ

「理学療法士はやめとけ」と検索したのが、進路を考えている学生さんなら、現役PTとしてお伝えしたいことがあります。

向いているのは、人と話すのが好きな人、人の役に立つことにやりがいを感じる人、資格を取ったあとも勉強を続けられる人です。逆に、勉強を続けるのが苦手な人や、給料の高さを一番に考える人は、入ってからギャップを感じやすいかもしれません。

給料は正直、すごく高い仕事ではありません。ただ、病院・クリニック・訪問・スポーツ現場など働く場所の選択肢が多く、働き方しだいで収入も生活も変えられる仕事です。

「やめとけ」を知ったうえで選ぶなら、それは後悔しない選択です。

よくある質問

Q. 理学療法士の年収は430万円くらいですか?

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、理学療法士を含むリハビリ職(作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士を含む)の平均年収は約443.6万円です。内訳は、残業代などを含む月給が約31万円、年間のボーナスが約72万円です。ただし平均の数字なので、年齢・地域・職場の種類によって大きく変わります。

Q. 理学療法士は勝ち組ですか?

国家資格があり、全国どこでも働けるという意味では安定した仕事です。ただ、「勝ち組」かどうかは資格だけでは決まりません。どんな職場を選び、どう働くかで満足度は大きく変わります。

Q. 理学療法士に将来性はないのですか?

高齢化が進む中で、リハビリが必要な人がいなくなることは考えにくいです。一方で、PTの数も増えているため、専門分野や強みを持っている人とそうでない人の差は広がっていくと考えています。

今日からできる3つのアクション

①辞めたい理由を書き出し、「職場の問題」か「職業の問題」かに仕分ける

紙やスマホのメモに、辞めたい理由をすべて書き出してみてください。そのうえで、ひとつずつ「職場を変えれば解決するか?」と問いかけます。ほとんどが「解決する」なら、辞めるべきは職場です。

②転職エージェントに登録して、自分の市場価値を知る

転職するかどうか決めていなくても、今の自分がどんな条件で働けるのかを知っておくと、判断の材料になります。

私は4年目にレバウェルリハビリに登録しました。入力する項目は8つだけで、今の職場を入力する欄はありませんでした。「登録したら職場にバレるかも」と心配な人には安心できるポイントです。

提案されたのは訪問リハビリやデイケアが中心で、私が希望していた整形外科の外来とは少しズレていました。今の職場の条件のほうが良かったので、結局転職はしていません。それでも、相場を知れたことで「今の職場は恵まれている」と納得して働けるようになりました。

詳しい体験は「レバウェルリハビリの評判|現役PTが正直レビュー」にまとめています。

③副業ブログで収入の柱をもう1本作る

給料だけに頼らない収入の柱があると、「辞めたら生活できない」という不安から自由になれます。私も転職と並行してブログを始めました。

PTの経験は、同じ悩みを持つ人にとって価値のある情報です。なぜブログがおすすめなのかは「理学療法士の副業はブログがおすすめな5つの理由」で解説しています。

まとめ:「やめとけ」かどうかを決めるのは、他人ではなくあなた

最後に、この記事のポイントをおさらいします。

  • 「やめとけ」と言われる理由は、給料・将来性・職場環境の3つ
  • 選択肢は「辞める」「続ける」の二択ではなく、少なくとも4つある
  • まずは辞めたい理由を書き出して、職場の問題か職業の問題かを仕分ける

ネットの「やめとけ」は、誰かの職場での経験から生まれた言葉です。それがあなたにも当てはまるとは限りません。

そして、どの道を選ぶにしても、収入の柱を増やしておくことは必ずプラスになります。おすすめの副業はブログです。私のように、PTとしての経験そのものが記事のネタになります。

資格を捨てる前に、使い方を変えてみてください。

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この記事を書いた人

アラサーの理学療法士。
妻と子どもの3人暮らし。

ブログ歴4年。
転職成功で21時サビ残→毎日定時退社。
苦労して取った国家資格を活かしながら、
高収入でゆとりのある暮らしを模索中。
筋トレ、野球が好きです。

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