「リハビリ職を続けているけど、将来が不安…」
「結婚したいけど、収入がなかなか増えない…」
「昇給はゆるやかだし、このまま続けていいのかな…」
こんな悩みを抱えていませんか。
私は2年目で限界を感じて転職しましたが、今は残業の少ない整形外科クリニックで働いています。整形外科分野に専念でき、入退院の書類からも解放されました。家から5分圏内で、勉強会に行く気力も戻っています。
そして、この職場には給料を上げる仕組みがありました。
交通事故(自賠責保険)のリハビリに対するインセンティブです。
参加は希望者だけで、週に数回、残業してリハビリを担当するイメージです。私は1年ほど参加し、金額は月によって変わりましたが、5万円ほど収入が増えた月もありました。
ただ、正直に言うと、ずっと続けたわけではありません。家のことを優先したくなり、1年ほどで抜けました。
この記事では、理学療法士の給料が高い病院・クリニックの特徴をランキング形式で、インセンティブ制度に参加した実体験とあわせて解説します。
読み終わる頃には、昇給を待つだけではない収入アップの方法と、自分の生活に合った働き方の選び方がわかります。
「今の給料に不安があるけど、どこを選べばいいかわからない」という人は、ぜひ最後まで読んでください。
給料は「何年働いたか」より「どんな仕組みの職場にいるか」で変わります。
結論:給料が高い病院は「稼ぐ仕組み」がある病院
先に結論をお伝えします。
理学療法士の給料が高い病院は、基本給が高い病院ではなく、インセンティブ・役職・賞与など「給料が上がる仕組み」がある病院です。
ランキングにすると、次のとおりです。
| 順位 | 給料が高くなりやすい職場の特徴 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | インセンティブ制度がある整形外科クリニック | 交通事故リハビリなど、担当した分だけ手当がつく |
| 2位 | 役職ポストが内部昇格で埋まる病院 | 役職手当で年収が段階的に上がる |
| 3位 | 国立・公立などの公的病院 | 昇給・賞与・退職金が規程で決まっていて安定 |
| 4位 | 訪問リハビリを併設している病院 | 件数に応じた手当がつくことがある |
| 5位 | 人手不足の地域にある病院 | 採用のために給与を上乗せしやすい |
「〇〇病院が1位」のような病院名のランキングにしなかったのには理由があります。同じ病院でも、地域・年齢・役職で給料はまったく変わるからです。病院名だけで選ぶと、入職してから「思っていたのと違う」となりやすいのです。
①共感:頑張っているのに給料が上がらないのは、あなたのせいではない
理学療法士の平均年収は、令和6年の賃金構造基本統計調査で約444万円(月給約31万円)とされています。ただしこれは作業療法士・言語聴覚士などと合算した数字で、平均年齢は35.5歳です。
30代でこの数字を下回っていると、「自分の頑張りが足りないのかな」と思ってしまいますよね。
でも、キャリア相談の視点から見ると、ここで自分を責めるのは少し違います。
理学療法士の給料は、診療報酬(リハビリの単位)で売上の上限がほぼ決まっています。1人が1日にとれる単位数には限りがあるので、どれだけ患者さんのために頑張っても、それがそのまま給料に反映されにくい仕組みなのです。
私自身も1年目・2年目は「勉強すれば評価されて給料も上がる」と思っていました。でも実際は、昇給はわずか。周りの先輩を見ても、10年目でも大きくは変わらない現実がありました。
あなたの価値が低いのではなく、今の職場の「給料の天井」が低いだけかもしれません。
②問題の本質:「基本給」だけ見て病院を選んでいる
給料が高い病院を探すとき、多くの人が求人票の「基本給」や「月給〇万円〜」だけを見て比べます。
ここに大きな落とし穴があります。
たとえば、こんな2つの職場があったとします。
- A病院:月給25万円・賞与は「あり」とだけ記載・役職は外部採用・手当なし
- Bクリニック:月給23万円・賞与の実績を公開・交通事故リハビリのインセンティブあり(希望制)
求人票の月給だけを見れば、A病院のほうが高く見えます。でも、Bクリニックなら「稼ぎたい時期は手当で収入を増やす」という選択肢があります。A病院には、その選択肢がそもそもありません。
本当に見るべきなのは「今の月給」ではなく「収入を増やせる道があるかどうか」です。
③原因:給料が上がらない病院に共通する3つの特徴
原因1:役職ポストが外部採用で埋まっている
私が2年目で転職した理由のひとつがこれでした。
前の職場では、管理職がすべて外部からの採用でした。どれだけ長く働いても、主任や科長に上がる道がなかったのです。
理学療法士の給料が大きく上がるタイミングは、多くの場合「役職手当」がつくときです。そのポストが最初から外部の人で埋まる職場では、昇給の天井がとても低くなります。
原因2:賞与や昇給のルールが「その年次第」になっている
「賞与あり」と書いてあっても、何か月分なのかが書かれていない求人はよくあります。
こうした職場では、経営状況によって賞与が大きく変わることがあります。昇給も「業績による」となっていて、実際にはほとんど上がらないケースもあります。
逆に、国立・公立などの公的病院は、給与のルールが規程で決まっていることが多く、毎年どれくらい上がるかが予想しやすいのが強みです。
原因3:残業が「強制」で、働き方を自分で選べない
前の職場では残業が多く、しかも自分で選べるものではありませんでした。残業代で月の給料はそれなりにありましたが、体力も気力も削られていきました。
今の職場のインセンティブも、残業してリハビリを担当する仕組みです。
ただ、大きく違うのは参加するかどうかを自分で決められることでした。
稼ぎたい時期は参加する。家のことを優先したい時期は抜ける。私は実際に、1年ほど参加したあと、家事を優先するために抜けました。それでも誰にも責められず、普段は残業の少ない働き方に戻れています。
「残業しないと給料が出ない職場」と「残業して稼ぐかを選べる職場」は、まったく別物です。
④解決方法:給料が高い病院を見分ける5つのチェックポイント
では、どうすれば給料が高い病院を見つけられるのか。求人票や面接で、次の5つを必ず確認してください。
1. インセンティブ・特別手当があるか
整形外科クリニックでは、交通事故(自賠責保険)のリハビリを受け入れているところがあります。私の職場のように、担当した分だけ手当がつく仕組みがあるかを確認しましょう。
あわせて、参加は希望制か、どれくらい残業が必要かも聞いておくと安心です。
2. 賞与の実績が「〇か月分」と書かれているか
「賞与あり」ではなく「昨年度実績〇か月」のように数字が出ているかを見ます。書いていなければ、面接や見学で「昨年度の賞与は何か月分でしたか?」と聞いてOKです。
3. 役職者が内部昇格しているか
見学のときに「今の主任さんは、こちらで長く働いている方ですか?」と聞いてみてください。内部昇格がある職場かどうかがすぐにわかります。
4. 昇給額の目安があるか
「昇給年1回」だけでなく、「平均〇円」や給与表があるかを確認します。公的病院は給与表が公開されていることも多いです。
5. 退職金制度があるか
月給が少し低くても、退職金がしっかりある職場は、長く働くほど有利になります。30代で「この先10年以上働くかもしれない」と考えるなら、ここは見落とせません。
給料が高い病院は、求人票に書いてある「数字の細かさ」と「選べる仕組み」で見分けられます。
正直な体験談:インセンティブにも、エージェントにも限界はある
ここで、良いことだけではない体験もお伝えします。
インセンティブは「時間」と引きかえ
インセンティブで収入が増えたのは事実です。ただ、その分だけ週に数回は帰りが遅くなりました。金額も月によって変わるので、「毎月必ずこれだけ増える」と計算できるものではありません。
私は家事を優先したくなって抜けましたが、それは後悔していません。収入と時間のどちらを優先するかは、時期によって変わっていいと思っています。
エージェントに相談しても、条件が合わないこともある
私は4年目のときに、転職エージェントのレバウェルリハビリに登録しました。今の職場の条件が良かったので、「大きく年収が上がるなら動こうかな」くらいの気持ちでした。
担当の方は30代くらいの男性で、落ち着いていて丁寧な対応でした。ただ、提案された求人は訪問リハビリやデイケアが中心で、私が希望していた整形外科の外来とはズレていました。条件も今の職場を上回らなかったので、結局転職はしていません。
また、エージェントを使えば必ず年収が上がる、とは私は確認できていません。内定や年収交渉までは進んでいないからです。だからこそ、1社だけに頼らず、複数のサービスで求人を比べることをおすすめします。
⑤具体アクション:今日からできる3つのこと
アクション1:自分の「年収」を正確に書き出す
まずは今の給与明細と、去年の源泉徴収票を見て、年収・賞与・残業代・手当をそれぞれ書き出してみてください。「残業代を除いたらいくらなのか」を知るだけで、今の職場の本当の給料がわかります。
アクション2:「稼ぎたい時期」か「時間がほしい時期」かを決める
結婚資金を貯めたい、家族との時間を増やしたい。今の自分はどちらを優先したいのかを考えてみてください。それによって、選ぶべき職場は変わります。両方を選べる「希望制のインセンティブがある職場」は、30代にとって心強い選択肢です。
アクション3:転職サイトに登録して「相場」を知る
すぐに転職しなくても大丈夫です。登録して求人を眺めるだけで、自分の経験年数ならどれくらいの給料が相場なのかがわかります。私も4年目に登録したときは、転職するつもりはありませんでした。それでも、今の職場の条件が良いと確認できたこと自体が収穫でした。
動くかどうかは、相場を知ってから決めればいいのです。
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⑥まとめ:給料が高い病院を選びつつ、収入の柱をもう1本つくろう
この記事のポイントをまとめます。
- 給料が高い病院は「基本給」ではなく「インセンティブ・役職・賞与などの仕組み」で決まる
- 役職が外部採用、賞与が不透明、残業を選べない職場は給料が上がりにくい
- 整形外科クリニックには、交通事故リハビリのインセンティブなど「希望すれば稼げる」仕組みがあることも
- 求人票では「手当」「賞与の実績」「内部昇格」「昇給額」「退職金」の5つを確認する
ただ、ひとつ正直にお伝えしたいことがあります。
インセンティブで稼ぐ方法は、自分の時間と引きかえです。私が1年ほどで抜けたように、家庭や体力の事情でずっとは続けられないこともあります。
だからこそ私がおすすめしたいのが、副業としてのブログです。
私も転職と並行してブログを始めました。ブログは初期費用が少なく、仕事終わりや休みの日に自分のペースで進められます。決まった時間に職場に残る必要もありません。理学療法士としての知識や経験は、それだけで誰かの役に立つ情報になります。
給料の天井は、職場を選ぶことと「収入の柱を増やす」ことの両方で突破できます。
まずは「稼げる仕組みのある職場」を見極めて働く環境を整え、そのうえで、ブログという2本目の柱をつくってみませんか。
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