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理学療法士は飽和状態?30代でも転職できる理由

「理学療法士はもう飽和してるって、本当なの?」
「30代になった自分でも、今から転職できるんだろうか」
「今の病院にずっといて、大丈夫なのかな…」

ネットで「飽和」という言葉を見るたびに、胸がザワッとしますよね。まじめに患者さんと向き合っているのに、「代わりはいくらでもいる」と言われている気がしてしまいます。

その気持ち、私もよくわかります。私も今ちょうど30歳で、同じ不安を抱えてきた一人だからです。

私は理学療法士2年目のとき、「選択ミスだったかな…」と本気で落ち込みました。残業が多く、希望の部署にはなかなか行けず、休みも固定ではありません。管理職はすべて外部からの採用で出世の道も見えず、給料も労働時間やリスクに見合っているとは思えませんでした。

そこで転職を決め、整形外科の外来に移りました。整形外科の分野に専念できるようになり、入退院の書類からも解放。残業はほぼなくなり、職場は家から5分圏内です。仕事終わりに勉強会へ行く気力が戻り、スキルも少しずつ伸びていきました。

採用してくれた医師からは、「君みたいなPTが欲しかった。期待しているよ」と言ってもらえました。求められる場所で働くことは、こんなにうれしいのか。そう実感した瞬間です。

そして30歳になり、「もっと給料を上げられないか」と自分の可能性を確かめるために、もう一度転職活動をしました。紹介されたのは、今と同じ整形外科だけでなく、訪問リハビリ、さらには一般企業まで。結局、残業の少なさを重視して今の職場に残りましたが、「いざとなれば働ける場所はたくさんある。この資格を持っていてよかった」と心から思いました。

この記事では、「理学療法士は飽和している」と言われる本当の意味と、30代からでも働き場所を選べる理由を、現役PTの実体験とキャリア相談の視点から解説します。

読み終わる頃には、「飽和」という言葉に振り回されず、自分が立つべき場所を自分で選べる状態になっているはずです。

「30代からの転職なんて遅いかも」「このままでいいのかな」とモヤモヤしている人は、ぜひ最後まで読んでください。

30歳は遅くありません。飽和しているのは「理学療法士」ではなく、「代わりがきく理学療法士」です。

目次

結論|理学療法士の飽和は「全体」ではなく「場所」で起きている

先に結論をお伝えします。理学療法士が増え続けているのは事実です。厚生労働省の分科会が2019年に示した推計では、理学療法士と作業療法士を合わせた供給数が、2040年ごろには需要数の約1.5倍になるとされています。

ただし、これは全国・全分野を合計した話です。現場を見ると、人が集まりやすい場所と、人が足りない場所ははっきり分かれています。

  • 人が集まりやすい:都市部の人気病院、新卒が希望しやすい急性期・回復期
  • 人が足りないと言われやすい:介護保険の分野(訪問リハビリ・デイケアなど)、郊外や地方

だからこそ、30代でも転職はできます。実際に30歳の私でも、整形外科・訪問リハビリ・一般企業と、いくつもの分野の求人を紹介してもらえました。

30代のあなたに必要なのは「辞めるか、続けるか」を悩むことではありません。「どこに立つか」を自分で選ぶことです。

不安の正体は理学療法士の「数」ではなく、自分の居場所を選べていないことです。

理学療法士という職業全体がこの先どうなるかは、理学療法士に将来性はない?現役PTが本音で解説で詳しくまとめています。

30代で「飽和」という言葉が気になるのは当然です

20代の頃は「経験を積めば何とかなる」と思えていたはずです。ところが30代になると、状況が変わってきます。

  • 経験年数は増えたのに、給料は思ったほど上がらない
  • 後輩が毎年入ってきて、自分の役割が見えにくくなる
  • 家族や住宅ローンなど、簡単に動けない理由が増える

そんなときに「飽和」という言葉を見ると、「30代の自分を雇ってくれるところはあるのか」と怖くなりますよね。私も30歳になったとき、まったく同じことを考えました。

キャリア相談の視点で見ると、30代の悩みは「今すぐ辞めたい」よりも「このままでいいのかわからない」という形で出てくることが多いです。

不安を感じているのは、あなたが将来から目をそらしていない証拠です。

問題の本質|「今の職場の外」を知らないまま不安になっていること

「飽和」が怖く感じる一番の理由は、職場の中の情報だけで業界全体を判断してしまうことです。

たとえば、自分の病院に毎年新人が何人も入ってくるのを見ると、「PTは余っている」と感じます。でも一歩外に出ると、訪問リハビリやデイケアの求人が出続けている地域もあります。

私も30歳で転職活動をするまでは、一般企業まで選択肢に入るとは思っていませんでした。外を見てはじめて、自分の資格の使い道の広さに気づけたのです。

知らないものは、実際よりも大きく、怖く見えます。

理学療法士の「飽和」の正体3つ

では、「飽和」とは具体的に何が起きているのでしょうか。私は次の3つの偏りだと考えています。

①分野の偏り|人が病院に集まりやすい

新卒の理学療法士の多くは、まず急性期や回復期の病院を目指します。教育の体制が整っていて、いろいろな症例を経験できるからです。私も最初の職場は、回復期と外来のある大きめの病院でした。

その結果、病院には応募が集まりやすく、介護保険の分野は人手が足りないと言われる状態が生まれます。「飽和」は、すべての分野で同じように起きているわけではありません。

②地域の偏り|通いやすい人気の職場に応募が集中する

都市部、駅から近い、土日が休み。こうした条件の良い職場には、どうしても応募が集中します。一方で、郊外や地方では人が足りないという声もよく聞きます。飽和の度合いは、住んでいる地域と通える範囲で大きく変わるのです。

③中身の偏り|「経験年数だけ」のPTが多い

10年目になっても「あなたの得意分野は何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられない理学療法士は少なくありません。採用する側から見ると、経験年数が同じくらいで得意分野も言えないなら、若くて給料の安い人を選びやすくなります。

逆に言えば、得意分野を言える30代は、それだけで若手と違う価値を持てます。本当に余っているのは「理学療法士」ではなく、違いを説明できない理学療法士なのです。

30代のライバルは後輩ではなく、「何でもできるけど、何が得意とも言えない自分」です。

【体験談】2つの転職サイトに登録して見えた「求人の偏り」

私はこれまでに、2つの転職サイトに登録したことがあります。

4年目:レバウェルリハビリに登録

当時は今の職場の条件が良く、年収が大きく上がらない限り動くつもりはありませんでした。外の求人を知っておきたくて登録しました。

担当者は落ち着いた丁寧な対応で、提案された求人は、訪問リハビリやデイケアが中心でした。「介護保険の分野は求人が多いんだな」と、肌で感じた瞬間です。

正直に言うと、合わなかった点もあります。私が希望していたのは整形外科の外来だったので、提案とはズレがありました。結局、条件が今の職場を上回らなかったので転職はしていません。内定や年収の交渉までは経験していないので、「登録すれば年収が上がる」かどうかは、私には確認できていません。

30歳:マイナビコメディカルで転職活動

30歳になり、給料を上げられないかと考えて、マイナビコメディカルを使って転職活動をしました。紹介されたのは、整形外科、訪問リハビリ、そして一般企業。病院の外まで選択肢が広がっていたことに驚きました。

最終的には、残業の少なさを重視して今の職場に残っています。それでも、「30歳でもこれだけ選べる」と自分の目で確かめられたのは大きな収穫でした。

2つを使ってわかったこと

同じ理学療法士の求人でも、サイトによって得意な分野が違います。レバウェルリハビリは訪問リハビリやデイケアなど介護保険の分野に強い印象で、この記事でお話しした「人が足りない分野」の求人を知るのに向いています。

市場を知るだけで、「選ばれる側」から「選ぶ側」に変われます。

レバウェルリハビリを実際に使った感想は、レバウェルリハビリの評判|現役PTが正直レビューで詳しく書いています。

30代でも転職できる理由と、選ぶべき働き場所

人が足りない分野を「選択肢」に入れておく

30代でも転職できる一番の理由は、人が足りない分野がはっきりあるからです。訪問リハビリなどの介護保険の分野は合う・合わないが分かれますが、最初から候補から外すと選べる道が一気に狭くなります。私も外来と兼任で訪問リハビリに行き、たまにデイケアの手伝いもしています。経験しておくと、いざというときの選択肢が増えます。

訪問リハビリの実際については、訪問リハビリはきつい?20代PTが語る本音とメリットも参考にしてください。

「〇〇ならこの人」と言える専門を1つ持つ

私は転職をきっかけに、整形外科の分野に専念しました。分野を絞ったことで勉強する方向が定まり、勉強会にも前向きに通えるようになりました。

専門は、立派な資格がなくても構いません。「肩の患者さんなら任せて」と言えるだけで、あなたは代わりがききにくい存在になります。30代までに積み上げた臨床経験は、言葉にできれば立派な武器です。整形外科に興味がある人は、理学療法士の転職に整形外科がおすすめな5つの理由と選び方をどうぞ。

病院の外でも通用する力をつける

私が30歳で一般企業の求人まで紹介されたように、理学療法士の経験は病院の外でも求められています。患者さんにわかりやすく説明する力、自分の経験を言葉にして発信する力は、どこへでも持ち運べるスキルです。

職場に選ばれるのを待つのではなく、選べる自分を先につくりましょう。

今日からできる3つのアクション

①自分の地域の求人を、分野別に数えてみる

転職サイトで、自分が通える市区町村と「理学療法士」で検索してみてください。病院・クリニック・訪問リハビリ・デイケアなど、分野ごとに件数をメモするだけで、自分だけの求人の地図が手に入ります。

②5年後に「専門です」と言いたい分野を1つ決める

一番好きな患者さんの層や、勉強していて楽しい分野を思い出してください。仮でいいので1つ決めると、勉強会や本の選び方が変わります。

③まずはレバウェルリハビリに登録して、地域の相場を知る

登録したからといって、転職しなければいけないわけではありません。私も4年目に登録し、30歳でも転職活動をしましたが、今の職場に残っています。

レバウェルリハビリの登録フォームは、資格の種類・希望する求人・転職を考えている時期・郵便番号・氏名・生年月日・電話番号・メールアドレスの8項目だけで、今の職場を書く欄はありませんでした。職場に知られるのが心配な人でも、気軽に始められます。人が足りない訪問リハビリやデイケアの求人を知るなら、まずここからがおすすめです。

\ 登録は3分・完全無料 /

※ 登録後の相談だけでもOK。しつこい連絡が不安な方は「LINEのみ希望」と伝えれば大丈夫です。

病院や整形外科の求人も見たい人は、複数登録で得意分野をカバーしましょう。詳しくは理学療法士の転職サイトは複数登録すべき5つのメリットと理学療法士の転職サイトおすすめ3選【2026年・実体験】を参考にしてください。

小さな行動こそが、「飽和」という言葉への一番の特効薬です。

まとめ|飽和の時代こそ、収入の柱を増やそう

この記事のポイントをまとめます。

  • 理学療法士の飽和は、全体ではなく「分野・地域・中身」の偏りで起きている
  • 人が足りない分野があるので、30代でも転職先は見つかる
  • 本当に余りやすいのは、違いを説明できない理学療法士
  • 30代は「辞めるか続けるか」ではなく、「どこに立つか」を選ぶ時期

そして、どこに立つかを選びやすくするために、もう1つおすすめしたいのが副業としてのブログです。

ブログは、時間や場所を選ばずに始められ、初期費用も少なくて済みます。臨床の経験がそのまま記事のネタになり、「経験を言葉にする力」も身につきます。私も転職と並行してブログを始めました。

始め方は、理学療法士の副業はブログがおすすめな5つの理由で詳しく解説しています。

\ 月1,000円台で始められます /

※ 当ブログもConoHa WINGで運営しています。開設は最短10分ほどです。

理学療法士としてのあなたの価値は、今の職場の中だけで決まるものではありません。

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この記事を書いた人

アラサーの理学療法士。
妻と子どもの3人暮らし。

ブログ歴4年。
転職成功で21時サビ残→毎日定時退社。
苦労して取った国家資格を活かしながら、
高収入でゆとりのある暮らしを模索中。
筋トレ、野球が好きです。

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