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理学療法士から一般企業へ転職は可能?現実と成功のコツ

「もうすぐ30歳。そろそろ結婚も考えている」

「でも、理学療法士の給料は上がる気配がない」

「今から一般企業に転職した方がいいのかな…」

結婚や子どもの誕生といったライフイベントが近づくと、PTの給料でやっていけるのか、急に不安になりますよね。仕事は好きなのに、この先を考えると素直に喜べない。そんな時期は誰にでもあります。

私自身も2年目で転職を経験し、キャリアに悩んだ時期に一般企業への転職を本気で考えたことがあります。

この記事では、理学療法士から一般企業へ転職する現実と、実際に別の道へ進んだ友人3人の実例、

そして成功するための具体的なステップを解説します。

先に結論をお伝えすると、一般企業への転職は可能です。ただし条件があります。資格を捨てるのではなく、PTの知識を武器にすること。ここができているかどうかで、結果は大きく変わります。

読み終わる頃には、「自分はどの道を選ぶべきか」を判断する基準が手に入ります。年収も働き方も、選び方次第で変えられます。

給料に不安を感じながらも、PTとして積み上げてきた経験を無駄にしたくない人は、ぜひ最後まで読んでください。

大切なのは、資格を捨てることではなく、活かす場所を変えることです。

目次

そもそも理学療法士は一般企業に転職できるのか

「PTから一般企業なんて、本当に行けるの?」と感じている人は多いと思います。

実際には、理学療法士を経て一般企業で働いている人はいます。よくある転職先は、医療機器メーカー、福祉用具メーカー、ヘルスケア系のIT企業、フィットネス関連企業、製薬会社など。いずれも身体や医療の知識が求められる領域です。私の周りにも、医療機器メーカーの営業として活躍している友人がいます。

ただし、知っておくべき現実もあります。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、理学療法士の平均年収は約430万円で、日本全体の平均を下回ります。「一般企業に行けば給料が上がるかも」という期待は間違いではありません。ですが準備なしで飛び込むと、未経験の新人扱いとなり、逆に年収を下げてしまうケースもあります。

つまり、行けるかどうかではなく、どう準備するかが分かれ道になるということです。

大切なのは「PTを辞めるか続けるか」ではなく、「自分の強みをどこで活かすか」という視点です。

「PTから一般企業は難しい」と言われる3つの理由

理由①:資格をそのまま活かせる求人が少ない

理学療法士の求人のほとんどは病院・クリニック・介護施設です。一般企業で「理学療法士資格必須」の求人は、医療機器メーカーやヘルスケア系企業などに限られ、数が多くありません。つまり、待っていても求人は向こうから来ない、ということです。

理由②:ビジネススキルの経験が積みにくい

病院で働いていると、Excelでの資料作成、営業、マーケティングといった一般企業で当たり前のスキルに触れる機会がほとんどありません。後述する営業職に転職した友人も、「PTの知識は評価されたけど、事務スキルは入ってから本当に苦労した」と話していました。

理由③:周りにロールモデルがいない

職場の先輩はみんなPT。一般企業に転職した人が身近にいないため、「自分にできるのか」の判断材料がなく、不安だけが膨らんでいきます。

「難しい」の正体は、能力不足ではなく情報不足と準備不足です。 ここを埋めれば、道は開けます。

理学療法士が一般企業で評価される3つの強み

私自身、キャリアの相談を受ける中で感じるのは、PTは自分の市場価値を低く見積もりすぎているということです。一般企業から見ると、理学療法士には次の強みがあります。

  1. 医学・身体の専門知識:解剖学・運動学・疾患の知識は、医療機器・ヘルスケア・フィットネス業界では即戦力級の武器です。
  2. 傾聴力と説明力:痛みを抱えた患者さんに寄り添い、難しい内容を分かりやすく説明してきた経験は、営業や接客でそのまま活きます。
  3. 多職種連携の調整力:医師・看護師・ケアマネと日常的に連携してきた調整力は、社内外の関係者を巻き込む仕事で高く評価されます。

あなたが毎日当たり前にやっていることは、外の世界では希少なスキルです。

【実例】PTからの転職・挑戦3パターン

ここからは、実際に私の身近にいる3人の実例を紹介します。

実例①:医療機器メーカーの営業に転職した友人

一般企業転職の成功例です。彼は医療機器メーカーの営業として働いていますが、理学療法士としての詳しい知識がそのまま評価されています。 医師や病院スタッフ相手の営業では、製品の説明に解剖学や臨床の裏付けが必要です。現場を知っているPT出身の営業は、話の説得力がまるで違うのです。

一方で彼が苦労したのは事務スキルでした。見積書の作成、社内資料、メール対応。病院では触れてこなかった業務に、最初はかなり戸惑ったそうです。転職前にPCスキルを準備しておくことの大切さが分かる実例です。

実例②:ヨガ講師として独立した友人

「企業に就職する」以外の道もあります。ヨガ講師になった友人は、身体の専門知識を持つインストラクターとして活動しています。解剖学に基づいた安全な指導ができることは、一般のインストラクターとの大きな差別化になります。

ただし独立は収入が不安定になりやすい道でもあります。いきなり退職するのではなく、副業から小さく始めるのが現実的です。

実例③:公務員試験に挑戦中の親友(PT8年目)

もう一人、現在進行形の実例です。PT8年目の私の親友は、市役所職員として福祉に関わる仕事を目指し、これから公務員試験に挑戦します。臨床経験を積んだPTが、その知識を福祉行政で活かすという選択肢です。

彼を見ていて感じるのは、8年目からでも新しい道に挑戦できるということ。公務員試験には年齢制限がある自治体が多いので、興味がある人は早めに受験資格を確認しておきましょう。

転職のゴールは一つではありません。企業・独立・公務員、あなたに合う道を選べばいいのです。

私が一般企業ではなくPTを続ける道を選んだ理由

冒頭でも触れたとおり、私も一般企業への転職を考えた時期があります。

ですが最終的に私が選んだのは、職場を変えてPTを続ける道でした。

私は2年目で、回復期・外来のある大きめの病院から整形外科クリニックへ転職しました。

理由は、希望部署になかなか行けない、休みが固定でない、管理職が全て外部採用で出世の道がない、というものでした。

転職後は整形外科分野に専念でき、入退院の書類業務から解放され、残業もほぼゼロ。勉強会に行く気力も戻り、スキルは確実に上がりました。

ここで伝えたいのは、「今の職場が嫌」なのか「PTという仕事が嫌」なのかを切り分けることの重要性です。

前者なら、一般企業に行かなくても職場を変えるだけで悩みが解決することが多いのです。

整形外科クリニックという選択肢については、理学療法士の転職に整形外科がおすすめな5つの理由と選び方で詳しく解説しています。

切り分けが難しい人は、転職エージェントに相談して求人を見比べるのが早道です。私が実際に使ったサービスは理学療法士の転職エージェントおすすめ3選【2026年・実体験】にまとめています。

今日からできる3つのアクション

  1. スキルの棚卸しをする:紙に「PTとして得た知識・経験」と「不足しているビジネススキル」を書き出しましょう。営業職の友人のように、事務・PCスキル(Excel、メール、資料作成)は多くの場合で必要になります。MOSや簿記の勉強を始めるのも有効です。
  2. 転職サイトに複数登録して市場を見る:一般企業求人もPT求人も、まず「自分にどんな選択肢があるか」を知ることが第一歩です。登録は無料で、在職中でも情報収集できます。詳しくは理学療法士の転職サイトは複数登録すべき5つのメリットをどうぞ。
  3. 副業で「病院の外で稼ぐ経験」を試す:いきなり退職するのはリスクが大きすぎます。副業なら、働きながらビジネススキルと外の収入源を育てられます。

行動しない限り、1年後も同じ悩みを抱えたままです。小さくてもいいので、今日一歩を踏み出しましょう。

まとめ:資格を捨てるのではなく、知識を武器にしよう

理学療法士から一般企業への転職は可能です。医療機器メーカーの営業、ヨガ講師、福祉系公務員。

私の周りの実例が示すように、道は一つではありません。

共通するのは、PTの知識を捨てるのではなく武器にしていることです。

そして、リスクを抑えて一歩を踏み出したい人に私がおすすめしたいのは、副業としてのブログです。

初期費用は月1,000円程度、文章を書く力・マーケティング・PCスキルという「一般企業で求められる力」がそのまま身につき、収入源にもなります。実際に私もこのブログを運営しながら、PTとしての経験を資産に変えています。詳しくは理学療法士の副業はブログがおすすめな5つの理由で解説しています。

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この記事を書いた人

アラサーの理学療法士。
妻と子どもの3人暮らし。

ブログ歴4年。
転職成功で21時サビ残→毎日定時退社。
苦労して取った国家資格を活かしながら、
高収入でゆとりのある暮らしを模索中。
筋トレ、野球が好きです。

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