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理学療法士の単位ノルマがきつい|限界前にやる3つの事

「毎日24単位のリハビリはきつすぎる・・・」
「全然書類の時間や休憩の時間もなくて疲弊している」
「今日もカルテの数字を見るのが怖い・・・」

そのような環境で働いていると心身ともに疲弊します。
私自身も最初に働いていた回復期病院は24単位のノルマが義務付けられていました。

利益を上げるためにノルマが必要なのはわかっていても、残業の常態化。
疲弊してこなすようなリハビリ・・・
毎日を凌ぐので必死でした。

特に、リハビリ後のカルテを書くのがつらかったです。17時以降が本番でした。
少しでも早く帰るために昼休みにカルテを書いていました。

私は2年目で限界を感じて転職しましたが、今では整形外科分野に専念できるようになり、入退院書類からも解放されました。
残業もなくなり、勤務先は家から5分圏内。心にゆとりができたことで、勉強会に足を運ぶ気力も戻ってきました。

この記事では、単位のノルマで限界を迎える前にすべき事を3つ紹介します。

読み終わる頃には、単位に追われず働ける職場の見分け方が手に入ります。
「もう限界かも」と感じている人は、ぜひ最後まで読んでください。その疲弊は、あなたの能力不足ではありません。

目次

結論|単位ノルマがきついのはあなたの能力不足ではない

結論から言います。単位ノルマがきついのは、あなたの要領が悪いからではありません。

1日24単位という数字は、診療報酬の施設基準で決められた「これ以上は算定できない」というラインです。つまり24単位は、余裕を持ってこなせる量ではなく、制度上の天井。その天井の近くを毎日走り続ければ、誰だって消耗します。

しかも単位として数えられるのは、患者さんに直接関わっている時間だけです。カルテも、カンファレンスも、家族対応も、他職種との連絡も、単位にはなりません。やることは増えるのに、評価される数字は増えない。この構造の中にいれば、疲れ切るのは当たり前です。

あなたが弱いのではなく、単位という物差しが、あなたの仕事の半分を測っていないだけです。

理学療法士の単位ノルマとは?21単位の壁を整理する

まずは相手の正体をはっきりさせておきましょう。数字の意味がわかると、漠然としたしんどさが「構造の問題」に見えてきます。

1日の上限は24単位、平均は18〜20単位という目安

リハビリの1単位は20分です。1日に算定できるのは24単位まで、週では108単位までと決められています。

24単位を時間に直すと、それだけで8時間。記録も移動も休憩も含まない、患者さんに直接関わる時間だけで勤務時間が埋まる計算です。

24単位は「頑張れば届く目標」ではなく、これ以上は制度が認めないという上限です。

厚生労働省の資料でも、理学療法士が1日に行う単位数は平均18〜20単位とされています(厚生労働省「医療従事者の需給に関する検討会 理学療法士・作業療法士分科会(第1回)」資料5「理学療法士を取り巻く状況について」)。つまり18〜20単位あたりが実際の標準で、21単位を求められている時点で、あなたはすでに平均より上を走っていることになります。

なぜ「21単位」が現場の事実上のノルマになるのか

上限が24単位なら、なぜ21単位が目標として降りてくるのか。理由はシンプルで、24単位は「何事も起きずに回りきった日」の数字だからです。

急なキャンセル、バイタル不良での中止、入退院の対応。現場では必ず読めない穴が空きます。24を目標にすると計画が崩れるので、少し下げた21あたりが「現実的に届く最大値」として設定される。

つまり21単位は、穴が空くことだけを見込んで、あなたの余白は見込んでいない数字です。

単位数が給料と直結する職場・しない職場

同じ21単位でも、意味合いは職場によって変わります。

単位数が賞与や昇給の評価に直結する職場では、数字が足りない月に居心地の悪さを感じます。逆に評価に使わない職場なら、届かない日があっても「今日は仕方ないね」で終わります。

ここを確認しないまま入ると、同じ数字でもプレッシャーがまるで違う。しんどさを決めているのは単位数そのものより、その数字があなたの評価にどう使われるかです。

単位ノルマがきついと感じる3つの原因

「きつい」を「きつい」のままにしておくと、どうしても原因が自分に見えてきます。一度分解しておきましょう。

原因1|単位に含まれない業務(カルテ・会議・書類)が評価されない

カルテ、実施計画書、サマリー、カンファレンス、家族への説明、他職種との連絡。どれも欠かせない仕事なのに、単位にはなりません。

私自身、前の職場でいちばんつらかったのはリハビリそのものではなく、そのあとのカルテでした。少しでも早く帰るために昼休みに書いていましたが、その時間はどの数字にも残りません。

やってもやっても数字が増えないのですから、達成感が出ないのは当然です。評価されない仕事が多い職場ほど、真面目な人から順に削られていきます。

原因2|患者数ではなく「数字」で管理されている

朝いちばんに確認するのが、患者さんの状態ではなく自分の単位数になっていないでしょうか。

実績表が貼り出されたり、朝礼で数字を読み上げられたりすると、意識は自然と数字に向きます。誰が悪いという話ではなく、測られているものに人は寄っていくというだけのことです。

ただ、これが続くと「今日は何をした日だったか」が思い出せなくなります。数字で管理される時間が長いほど、自分が何のためにこの仕事を選んだのかが見えなくなります。

原因3|リハビリの質を下げている罪悪感との板挟み

いちばんしんどいのは、ここかもしれません。

本当はもう少し評価に時間をかけたい。この患者さんとはもっと話したい。でも次が押している。だから切り上げる。その積み重ねが「手を抜いている自分」という感覚になって残ります。

これは真面目な人ほど強く出ます。罪悪感があるということは、あなたがまだ患者さんの側に立てているということです。

単位ノルマで限界を迎える前にやる3つのこと

ここからが本題です。いきなり辞める必要はありません。順番に試せることを3つ挙げます。

① 1週間だけ「単位以外の業務時間」を記録する

まずは現状を数字にします。やることはシンプルで、1週間だけ、単位にならない業務にかかった時間をメモするだけです。

カルテ〇分、カンファレンス〇分、書類〇分、ベッドサイドの調整〇分。スマホのメモでも手帳の隅でも構いません。

やってみると、たいてい想像より大きい数字が出てきます。「なんとなくしんどい」を「1日90分は数えられていない」に変えると、話し合える材料になります。

② 上司に相談する時は「つらい」ではなく数字で話す

つらいと伝えるのは大事ですが、それだけだと「みんな大変だよ」で終わってしまいがちです。

①で取ったメモを持って、「単位にならない業務が1日〇分あります」「この分が勤務時間内に収まっていません」と事実で話す。改善要求というより現状の共有として出すほうが、角が立ちません。

そして、ここで相手の反応をよく見ておいてください。一緒に考えてくれるのか、根性論が返ってくるのか。数字を出しても動かない職場は、あなたがこれ以上頑張っても構造は変わりません。

③ 単位の考え方が違う職場を調べておく

3つ目は、辞める準備ではなく「逃げ道の確認」です。

単位ノルマの重さは分野によってかなり違います。外来、訪問、デイケア、クリニック。求められる働き方がそれぞれ違うので、今の環境が世界のすべてではないと知るだけでも気持ちが変わります。

求人を見るのは、応募するためだけの行為ではありません。選択肢があると知っているだけで、同じ職場でも呼吸がしやすくなります。

どこから見ればいいかわからないときは、私が4年目のときに登録したレバウェルリハビリをのぞいてみてください。登録フォームの入力項目は8つだけで、現在の職場を入力する欄はありませんでした。今の職場に知られたくない段階でも、情報だけ集められます。

正直に書くと、私に来た提案は訪問リハビリとデイケアが中心で、希望していた整形外科の外来とはズレていました。結局、今の職場の条件のほうが良かったので私は転職していません。介護保険分野に強いサービスなので、急性期や回復期を中心に探すなら他社のほうが合うこともあります。内定や年収交渉までは進んでいないため、「非公開求人が多い」「年収が上がる」という点は私自身では確認できていません。

単位ノルマが緩い職場の特徴と見分け方

では実際、どこを見れば「単位に追われない職場」かどうかわかるのか。

先に言っておくと、求人票の「アットホームな職場」「残業少なめ」はあてになりません。見るべきは数字と仕組みです。

見学で必ず確認すべき3つの質問

  1. 担当患者は何人くらいか
  2. 書類業務は何で作成しているか
  3. 1日の単位数の目安・上限は何単位か

1つ目は、1日の流れが具体的に見える質問です。人数がわかると、1人あたりにかけられる時間が逆算できます。

2つ目は、書類の重さを測る質問です。電子カルテなのか紙なのか、テンプレートがあるのか、持ち帰りが起きていないか。ここが重い職場は、単位数が同じでも帰れません。

3つ目はいちばん直球ですが、必ず聞いてください。大事なのは答えの中身だけではありません。即答できるのか、濁すのか、「人によりますね」で終わらせるのか。その質問に正直に答えてくれるかどうかが、いちばんの判断材料になります。

私が転職後に変わったこと(実体験)

私は2年目のときに、回復期と外来のある大きめの病院から、整形外科の外来に移りました。

いちばん変わったのは時間の使い方です。入退院の書類から解放され、残業はほぼなくなりました。勤務先が家から5分圏内になったので、通勤に使っていた時間もそのまま自分に戻ってきました。

そうなって初めて、一人ひとりにじっくり向き合えるようになりました。急かされるようなギスギス感もないので、人間関係も穏やかです。整形外科分野に専念できるようになり、何より勉強会に足を運ぶ気力が戻ってきたのは大きかったです。

ただ、正直に書いておくと、転職ですべてが解決したわけではありません。分野が変われば覚え直すことも出てきますし、外来には外来のスピード感があります。それでも、「今日も定時で帰れる」という前提があるだけで、同じ仕事がまったく違うものになります。

今日からできる具体アクション

長くなったので、今日やることだけ絞ります。

  1. スマホのメモに「単位以外の業務時間」を今日から1週間記録する
  2. 1週間分を合計して、1日あたりの平均を出す
  3. その数字を持って、上司に現状を共有する
  4. 並行して、他分野の求人を3件だけ見てみる

4つとも、今の職場を辞める行動ではありません。限界が来てからでは、情報を集める気力すら残っていません。動けるうちに、材料だけ揃えておいてください。

まとめ|単位に追われない働き方を作るには

単位ノルマがきついのは、あなたの能力不足ではありません。単位という物差しが、あなたの仕事の半分を測っていないだけです。

やることは3つでした。単位にならない時間を1週間記録する。その数字で上司に話す。単位の考え方が違う職場を調べておく。

収入の軸を増やすなら副業はブログがおすすめ

もう一つ、単位に追われない働き方を作る方法として、収入の軸を増やすという選択肢があります。

私は転職と並行してブログを始めました。理学療法士として悩んできたことがそのまま記事になるので、ゼロから学び直す必要がありません。夜に少しずつ書けばよく、シフトに左右されないのも続けやすい理由でした。

もちろんすぐに大きな収入になるものではありません。それでも、給料の全部を今の職場に握られていない状態は、それだけで職場での呼吸が楽になります。

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この記事を書いた人

アラサーの理学療法士。
妻と子どもの3人暮らし。

ブログ歴4年。
転職成功で21時サビ残→毎日定時退社。
苦労して取った国家資格を活かしながら、
高収入でゆとりのある暮らしを模索中。
筋トレ、野球が好きです。

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